ボダ被害に遭わない、逃げ切るためのブログ

境界性人格障害者から被害を受けている方のためのブログです。

ボダ被害に伴う、金銭ダメージ。

このブログは境界性人格障害、最近では境界性パーソナリティー障害、英語ではBorderline Personality Disorderと呼ばれることから略称としてBPD、転じて日本語でボーダーライン、或いは略してボダと呼ばれる病気の被害に遭われた、または遭われている方に向けて書いています。

境界性人格障害の人や、自分を境界性人格障害ではないかと考えている人、そして回復を目指している境界性人格障害の人、及びその回復を支える人にはなんら有用な情報はありません。むしろ有害である可能性もあります。また、私はあなたの事を知りませんし、知らない人に対して個別に記事を書いたりはしません。つまり、ここにはあなたのことは何も書かれていません。どうぞ、読まずに他のサイトへ移動してください。

さて、随分とご無沙汰をしてしまいました。
私生活が慌ただしく、充実した日々を過ごしていました。更新もしなくては、と思いつつも一年余、ブログを放置しておりました。

その間にも、みなさんのコメントは不定期ながらに読ませていただいておりました。
返答もない状態で数多お礼をいただきましたこと、大変感謝を感じています。ほんの少し、皆さんの心の杖になれたとしたら、このブログをこうして更新せずにいても、継続しておくことにも意味があると感じます。
同時に、私の考え方は変わりません。皆さんが苦境を抜け出せたのだとしたら、それは他ならぬ皆さんの力です。抜け出せていないとしても、文字にして書き込めるのは、心にまだ力が残っているということです。
どうぞ、あなたのためにその力を行使して欲しい。あなたには、あなたのために何かをする自由があるのです。

また、ご自身が境界性パーソナリティ障害であると認識され、治癒に取り組まれてる方からもコメントいただいています。どうぞ、いつか実りを実感できますように。

では本題に。

ようやく逃れられたとご報告コメントをいただく中に、少なからず逃げる踏ん切りがつけられないという方も少なくありません。それどころか、諦めている方も、決して少なくない。

諦めている方に共通する点は、金銭的にどうにもならなくなっている、だと私は感じます。
今まであまりスポットを当ててはきませんでしたが、実際にボダ被害は、少なからず経済的なダメージが伴います。

これが今回のテーマです。

「経済的なダメージ」の代表格として皆さんが思いつきそうなものは、買物依存からの浪費でしょうか。買物にはネトゲ課金なども含まれるかもしれません。お金を費やすことで一時的な何かを得ようとする行為です。
ただ、これは「ボダ被害の特徴」ではないかもしれません。確かに買物依存を発しているボダはいるかもしれませんが、ボダに買物依存は必ず伴う、とは言えないと思います。敢えて言えば、ボダな上に買物依存がある、が感覚的に近い。中には全く買物に興味を持たないボダも、普通にいます。

ボダ被害としてむしろ「ありがち」なのは、慢性的な浪費だと思います。つまり、日常生活を維持するために使うお金が増える、ということです。
例えば、朝までボダに振り回され、いつもなら公共交通機関で移動するのにタクシーを使わなくてはいけなくなる、などはわかりやすいでしょうか。
物を破壊した、買い直す、修理する。などもわかりやすいかもしれません。いわゆる「なくてもよい出費の積み重ね」が慢性的な浪費です。
気がつけば生活費がなんだか少ない、貯金ができない、むしろ減っているということも。

そしてもうひとつ、特徴として挙げるのなら、入り口側、つまり収入の減少です。
日常生活に支障をきたし続けて、やがて収入が減ります。例えば有休もなくなり欠勤。例えば悪評に圧されて仕事が減る。


衣食足りて礼節を知る、という言葉があります。
これはある意味とても正しくて、限度を超えて日常生活に困難が出てくると、思考がそちらに奪われてしまいます。いわゆる、追い詰められるというものです。
平たく書くなら、金銭的に余裕があれば、ボダも周囲もかなぐり捨てて逃げる決断はしやすい。
でも、貯金が尽きて借金までしてる状態で引っ越しは決断し難いものですし、それが進めば、極論、生活費に困って弱ってるところに、ボダ被害を受けて、あらゆる意味でサンドバッグ状態になってしまう。

そうなると、思考を放棄したくなることでしょう。本当に悲惨だと思います。


しかし、そんな方こそ。
私は、一刻の猶予もなく逃げるべきだと思います。

ただでさえ少ない収入がなくなる。
いいじゃないですか。もはや壊滅的なんです。あなたが心配する端金は、このまま行けば見事にボダに破壊されてゼロになる。

借金が返せなくなる。
いいじゃないですか。むしろ、借金が減らせる見通しはありますか?むしろ増える見通ししかないのでは?あなたがしてることは、返済ではなく、自転車操業です。いつか漕げなくなるまでの。

人間関係が消えてしまう。
また、新しく作りましょう。私から見たら、あなたにとって、あなたがいるのであれば、再度作り上げることは不可能ではない。
あなたが存在しなくなってしまったら、何をどうしても消える関係です。まずは、あなたがいなくては、あなたの人間関係は形を成さない。

自分がいなくてはボダはどうなるか。
こればかりは経験で語りますが、あなた以外に被害を与えながら生きていきます。
残念ながら代わりはいくらでもいます、あなたでなくてはならない理由なんてない。


無責任な事を言うなと思うかもしれません。
確かに無責任です。
でも、ひとつだけ、これは真実だと言える。
あなたの家も仕事も人間関係も、すべからく、あなたがいるから存在するものです。
あなたが一番大切にしなくてはならないもの、それは間違いなくあなたです。あなたの世界は、あなたと共に存在する。

だから、どうぞ、ご自身を見捨ててはいけません。餌として差し出してはいけない。
自棄になった文章を、あなたは私にコメントとしてくださった。コメントにしたってことは、完全に捨てきれないからだと、私は思っています。

逃げだせた方からのコメントは、どれも安心感への喜びがあります。
新しく趣味を見つけたり、心に大きく空いた穴を抱えて考え込むにしろ、そこには日常生活への不安はほぼない。ボダにみつかりたくない、という精神的な不安感はあっても、経済的な困窮といった類の雰囲気がない。

ぜひ、あなたもこの穏やかさを得てください。
ご自身のために、ご自身の味方になりましょう。


ラストです。
最近、カメラを買い、撮影に行くようになりました。
風景や周りの人に、より視線を向けるようになり、世界が広がったような気がします。

世の中、自分が知らない事が本当に多いのだと、たまに気がつき直すことがあります。
あなたが、いつかボダ以外に、自由な視線を向けられるようになるのを願っています。

頻度は少ないながらも、また更新します。
最近変な風邪やはしかにインフルなど流行るご時世ですから、皆さん、お身体をお大事に。