ボダ被害に遭わない、逃げ切るためのブログ

境界性人格障害者から被害を受けている方のためのブログです。

いくつかに分けたコメント返信(1)

今回はいつものテンプレートはありません。何回かに渡ってコメント返信をしようと思います。


まだ学生、生徒な年代の方から、どうしたらよいでしょうというご相談メールをいただきました。ひとつではなく、いくつもです。直接の返答はできませんが、今までのまとめ的なものも兼ねて返信します。


学校の友達で、このブログに書かれたようなことをしてくる人がいたら、とても困ることでしょう。
学校は、簡単にやめたりできないし、逃げることもなかなかできません。
もしも無視をしたりすると、友達に悪口を言いふらされたり、または別の友達が被害を受けるかもしれない、そう考えてしまうかもしれません。

なので、そんな風に考えて我慢してしまっているあなたに、コメント返信です。

毎日しんどいと思いますが、少しだけ自分のために時間を作って、考えてみてください。

最初に、あなたは自分だけが逃げられない環境にいると思っているかもしれませんが、実は相手もまた同じ環境にいます。
つまり、相手の人も、あなたと同じく逃げられない環境の中、限られた範囲の人を相手にしています。

そして、ここが大切なのですが、このブログに書かれたようなことをする人は、「たったひとりだけを集中的に狙う」わけではありません。何人もの人に対して、それぞれに集中的に狙いをつけています。もし「たったひとりだけ」にしぼってしまうと、その人に拒否された時にどうしようもなくなりますから、必ず複数の人がターゲットにされています。(その中で相手にしてくれる人には、よりたくさんの攻撃をしてきますし、あまり相手にされなければあきらめて別の人へと移っていきます。)
ということは、あなたからは見えないだけで、あなたの身近に、他にも嫌なことをされている人がいるはずなのです。

ですから、周りの友達に迷惑をかけるからと我慢をする必要はありません。あなたからは見えていないだけで、他にも被害は既にあります。あなたが拒否をすることで、向こうは攻撃の比重を変え、結果、見えなかった被害があなたにも見えるようになるだけのことなのです。
そもそも、他の人が迷惑を受けるとしても、それはあなたが迷惑をかけたわけではありません。

我慢をするのなら、自分のためにしなくてはいけません。あなたのためにならない我慢は、してはいけません。


それと、知っておくべきこととして、少し我慢して相手にしたら、相手は気が済むようなことはありません。
あなたが相手をすることで、向こうはあなたにもっと色々な感情をぶつけようとしてきます。
その上、中途半端に無視をしたり、それなのに少し相手をするようなことをすると、向こうにとってもより不安をあおってしまうことにもなります。
ですから、あなたは無視をすると決めたら、ちゃんとそれを守らなくてはいけません。相手が何を言ってきても、周りに悪口を言ってきても、相手にしてはいけないのです。
それが、とてもしんどいですが、一番はっきりと相手に「自分は嫌だと思っている」と伝える方法です。


相手にしないことを決めた後は、いくつかしてはいけないことがあります。

ひとつめは、あなたが相手のことについて、本人はもちろん、友達などに悪口を言うことです。
これは「人の悪口を言ってはダメ」というような話ではありません。
あなたが悪口を言うことによって、あなたがより酷い目に遭うかもしれないから、してはいけないということです。
あなたが友達に言った悪口を向こうが知ると、それを理由にあなたの立場を悪くしようとしたり、それを理由にあなたを責めたりしようとしてきます。

例えば、無視をしたことで、向こうと共通の友達が、あなたに無視をとがめてくるような事を言ってくる時があります。
その時に、あなたは無視をする理由を相手に説明する必要があるかもしれません。でも、「夜中に大量にLINEやメールを送ってきたりして、返事をしないと怒ってきて、本当に困るから」などと言えばよいのです。これを「ウザいくらいキモいメールをたくさんしてくるし、応えないと怒ってさらにウザ電話してくるから」みたいな言い方をしてしまうと、せっかく説明をしても、ウザいキモいしか相手の心に残りません。本当に伝えたいのは、たくさんの連絡をされて困っていることですよね。

ふたつめは、もしあなたが無視したことで、向こうが死ぬなどと言い始めたら、あなたがなんとかしようとしてはいけない、ということです。
引き止めたりせず、そして絶対に「勝手に死ね」などとも答えず、できる限り何も返さず、すぐに大人に知らせましょう。向こうの事を知ってる人なら誰でもいいです。先生や親、思いつかないなら警察も考えていいです。
あなたでは、絶対になんともできません。死ぬと言い始めたら、絶対にあなたがなんとかしようと思ってはいけません。


向こうは、あなたが嫌がることを中心に色々してくると思います。例えば、家におしかけるとか、部活や塾に行かないといけないようなタイミングで喧嘩的なことをしてくるとか。
そういうものを、ひとりで抱え込んでしまう必要はありません。
家に来られるなら、あなたが受けてる嫌がらせの、例えば大量の着信履歴とかを見せながら、親に対応してもらって追い返してもらうように頼みましょう。
喧嘩をけしかけてくるなら、ついてきても相手にせずに、部活や塾に行ってください。先生など、大人がいる場所まで移動してください。大勢の人の前では、向こうは引き下がるか、あるいはあなたが悪いと騒ぎ出すか、だいたいその辺りに集約しますが、大人などの「煙に巻きにくい」人がいると、引き下がることがほとんどのはずです。
大切なのは、直接顔を合わせている時に、1対1の状況を、できるだけ避けることです。LINEやメールや電話はとらず返さずで全くかまいません。もちろん、着信拒否やブロックをした方が気が楽になれますが、あなたが放置をできる人であるのなら、受けとって残しておけば、人に説明する時に証拠として使いやすいでしょう。

今までたくさん我慢をしてきたと思います。よく頑張りました。でも、これからはその力は、自分のために使いましょう。
嫌なことは嫌だときちんと示して、それで喧嘩になるのだとしても、結局はお互いに相手の嫌なことはせずに一緒にいられるのが正常な友達関係です。

仮に少しの間、相手の悪口などであなたが孤立することがあるとしても。
それは、あなたが強いストレスを感じるほどの嫌がらせを受け続けるよりは、ずっとマシなのです。
孤立は長くは続きません。なぜなら、いずれ、あなたの周囲の人も、被害を少なからず受けて理解せざるを得ないからです。

どうぞ、勇気を持ってください。
我慢して嫌がらせをしてくる人より、あなたと対等につきあってくれる人と、楽しく過ごすことの方が大切ですよ。
どうぞ、自分のために、頑張って。言葉だけでしか応援できませんが、応援しています。

しばらくコメント返信続きます。