ボダ被害に遭わない、逃げ切るためのブログ

境界性人格障害者から被害を受けている方のためのブログです。

境界性人格障害者の被害に遭われている方へ

最初に、このブログは境界性人格障害、最近では境界性パーソナリティー障害、英語ではBorderline Personality Disorderと呼ばれることから略称としてBPD、転じて日本語でボーダーライン、或いは略してボダと呼ばれる病気の被害に遭われた、または遭われている方に向けて書いています。

境界性人格障害の人や、回復を目指している境界性人格障害の人、及びその回復を支える人にはなんら有用な情報はありません。むしろ有害である可能性もあります。読まずに他のサイトへ移動してください。

今回は、被害に遭われた人、つまり兎にも角にも逃げ切れた人を主眼にした記事です。
一度、このブログの記事「境界性人格障害者から受けた被害とは」でも被害について触れましたが、もう一度触れておきたいと思います。

逃げ切れた、縁が切れたと思っていても、不安を感じている方が多いと思います。
その被害は日常の破壊を伴う場合が多いため、多くのものを失っている方もたくさんいらっしゃることでしょう。

にも関わらず、執念のようなボダの執着により、再び被害の日々に引き摺り込まれるではないだろうか、その不安が常につきまとっているかもしれません。

ですが、万が一ボダが現れたり、或いは遠回しに嫌がされをしてきたら、もうあなたは第三者に丸投げをしてください。
ベストな第三者は、警察であったり、消防(救急)です。
ボダの殆どは騒ぎになるとおとなしくなります。警察に持ち込んだのであれば、最低限でも誓約書を書かせるようにしましょう。そして、その誓約書には、あなた自身及び近親者、仕事先などへの一切の連絡行為をとらせない旨を書かせるように指定してください。
一度公になればほとんどのボダは離れて行きます。ですが、稀に次のタゲが見つからないなどの事由で重ねて嫌がらせをしてくるボダもいるでしょう。その場合に於いても対応は変わりません。第三者、警察などに連絡を入れてください。自分で対応をしようとしてはいけません。一切の返信、応答は厳禁です。

電話番号、メールアドレス、可能であれば住所も変更します。そして、変更後はボダに近しい人に明かさないようにしてください。
ボダは、周囲に必ず取り巻きを作ります。その人たちに罪はありませんが、その人たちはあなたにとってなんら良いものをもたらす人たちではありません。
可能な限り疎遠にし、付き合いは断つほうがよいでしょう。


物理的にはこれでほぼ断ち切れますが、被害者の方々にとってより深刻なのは、精神的なダメージでしょう。

ボダは最初からその性質を見せてはきません。必ず被害者にとって好ましく思える形でつきあいが始まります。親しく、気が合い、心を許せます。
ですが、一度懐に入り込んだ後は、傍若無人に被害者の精神を痛めつけます。
被害者はあんなに良い関係だった相手の変貌に深く傷つきます。

そして、関係を断つことができた瞬間から、それらは全て過去のものになり始めます。
誰でも思い出は良いことが残りやすく、嫌なものは封をしてしまうものです。
あの楽しい時間が記憶に残ります。もしかしたら、ボダのあれは一時的なもので、もう一度話せば伝わるかもしれず、やり直せばよい関係を再構築できるかもしれない、と思うこともあるでしょう。

断言します。
そんなことは絶対にありません。

ボダの症状は年齢を重ねればおさまっていく、という話もありますが、そんなことをアテにしてはいけません。
年齢を重ねれば、誰でも体力が衰えます。また、周囲の環境も変わります。20代の頃は周りもまだ生活が固まっていません。ボダと一緒に一晩中遊んだり、毎日会話につきあう人も多いでしょう。ですが、40代にもなれば、周囲は仕事でそれなりのポジションとなり、家庭を持つ人が多勢にもなるでしょう。ボダを相手にしない人が増えるということです。結果的に、ボダは症状を発揮できるタイミングが減るだけです。

ボダは一過性のものではありません。本人が強く意識しなければ完治も難しい病気です。
少し時間を空けたところでどうにか改善されるものではありません。

あなたはタゲにされた。時間を置いてまた会っても、再びタゲにされるだけです。


そんなことはない、時間が経過してもあの苦しい思いは薄れない、一生忘れない、そう思う方もいるでしょう。
しかしながら、なぜあんな理不尽なことをされたのか、その答えが見つからず苦しみ、問いただしたくて会いたい、そんな理由の方もいるでしょう。

代わりにお答えします。
理由なんてありません。
少なくとも、あなたに納得できる理由はありません。

嫌な答えです。
「通り魔に刺された→理由:通り魔がキチガイだったから」よりも理不尽に感じられることでしょう。
もしかしたら、ボダはあなたに酷い仕打ちをしながら「あなたのためだ」と言ったりしたかもしれませんね。
お分かりでしょうが、全て嘘です。ボダはそんなことを言う時も全て本気ですが、ボダの本気は世間一般の本気とは異なります。ボダが本当に本気で考えているのは、今という瞬間の自分の気持ちを満たすことだけです。そのための嘘を本気で言っているだけで、ほんの少しもあなたのことなんか考えていませんし、たまたまあなたがそこに居ただけのことで、あなたでなくても全然構いません。
全部、一切合切、全てボダの都合です。
あなたでなくても良かったので、あなたに理不尽なことをした理由もありません。聞くだけ無駄です。余分に一回嘘を重ねられて不愉快なだけです。

こんなことを消化するには長い年月がかかるかもしれませんね。
でも、少しだけ周りを見てみましょう。
きっとあなたの周りの時間は、今ようやく穏やかでしょう。目まぐるしく振り回され続けたあの時間は終わりました。
その時間を過ごしているうちに、きっと気がつくでしょう。そんなこと、どうでもよくなった自分に。
きっと、そうなれますよ。

なお、カウンセリングなどを落ち着いて受けてみるのもよい手段です。
聞いてくれるプロの人たちに話すことで、心も軽くなりますし、整理もついていくでしょう。
人によって合う・合わないはありますし、カウンセリングする人との相性などもありますが。


最後に。
あなたは、ボダにタゲられました。
そのことについて、恥だとか、負い目を感じる必要は全くありません。
事情を知る人の中にはなんであんなのとつきあったの?と評価する人もいるかもしれませんし、あなたに落ち度があったのでは?という人もいるかもしれません。事情を知らない人なら、ボダの良い面だけを見て非難をしてくるかもしれません。

断言します。
あなたは、悪くありませんよ。
とても嫌な目にあいましたね。
ゆっくり、傷を癒していきましょう。
もう、他人に振り回されなくていいんです。あなたのペースでいきましょう。

少しでも、被害者が減ることを祈ります。
少しでも、被害者の方々が癒えることを祈ります。