ボダ被害に遭わない、逃げ切るためのブログ

境界性人格障害者から被害を受けている方のためのブログです。

コメント返信(境界性パーソナリティー障害の方へ)

このブログは境界性人格障害、最近では境界性パーソナリティー障害、英語ではBorderline Personality Disorderと呼ばれることから略称としてBPD、転じて日本語でボーダーライン、或いは略してボダと呼ばれる病気の被害に遭われた、または遭われている方に向けていつもは書いています。

ですが今回は他ならぬ境界性パーソナリティー障害の方々(と、診断はともあれご自身をそうだと認識している方々)に向けて記事を書きます。初めての試みですが、恐らく今回限りの試みです。

というのは、最近(境界性パーソナリティー障害を決して良くは書いていないという意味で)何故かその方々からコメントをいただくからです。個々にお返しできないのはいつものことですので、今回は大筋でお返事をさせていただきたいと思います。

お返事はみっつです。
そしてこのお返事全てに共通することですが、内容は全て単なる私感に過ぎません。全ての被害に遭った方に代えた言葉ではありませんし、私はあなたのことは何も知りません。
それでも、何か参考になればと思います。

ひとつめ。
ご自身に向き合われていらっしゃること、きっと時間はかかってもこれからの人生が良い方向に向かう糧になるのだと思います。
コメントを下さることにすら謝罪を添えていらっしゃる方がいますが、私はあなたに何もされていません。何もお答えは返すことはないかもしれませんが、書き連ねることがあなたの心の整理に繋がれば幸いです。

ふたつめ。
私の個人的な感覚ですが、相手の方に何かできることがあるとすればたったひとつのように思います。つまり、関わらないことです。
もうあなたにそんな気は毛頭ないでしょうが、これ以上の関係の継続を求めることはもとより、純粋に相手のためになるのだとしても、それを一切あなたが行う必要はありません。
どうぞ、そっとしておいてください。
縁がプツリと切れたのだとしたら、それはつまり相手が耐えられなくなったということです。残念ながらその段階ではあなたは恐怖の対象でしかありません。信頼する、しないという以前の問題です。「信頼したからもう目の前のライオンに食べられないよ」というくらいピントの合わない話です。
あなたがするべきことは、ご自身がご自身を支えられるようにしていくこと。あなたがもしも相手にどれほどの罪悪感があるのだとしても、あなたはもはや「それをどうにもリカバリーできない」ことを受け入れてください。そして、どうぞ相手には一切何もすることなく前に進んでください。
(以前の記事でも書きましたが)ダメージは恐らく癒えることはなく、最終的に「気にしなくなる」状態に落ち着くのだと思います。
同様に、あなたもまた、修復できない過去の行いは残るのでしょうが、それでも歩ける日が来るのだと思います。

みっつめ。
これは聞かれたので答えますが、私自身は、私のかつての(境界性パーソナリティー障害と診断されていた)パートナーについて、実のところ今は何も思っていません。幸せも祈らない代わりに不幸も願いません。
表現や例えとして適切かはわかりませんが、街中を歩いていて、すれ違う人全てに幸せを願ったり不幸を望んだりしないようなものです。
つまり、その程度です。
ですが、もう一度関わりを持ちたいかと考えると、二度と関わりたくはありません。どれほど時間が経っても「あの時は大変だった」と懐かしむような事もありませんし、経験や体験が糧か毒かと分類すれば間違いなく後者です。
ですが、わざわざ考えれば二度と関わりたくないだけのことです。普段は忘れてます。

最後に。
今回、初めて被害者ではない方にお返事をしました。せっかくなので忌憚なく書きました。(忌憚がある記事なんかひとつもありませんが。)
非常に温度の低い書き方かもしれませんが、誤解のないように言葉を添えると、私の「自身に向き合い始めた境界性パーソナリティー障害の人は、既に境界性パーソナリティー障害ではなくなりつつある」という考え方に変化はなく、良い結果に結びつくことを願います。

そして同時に、「被害を受けても時間が経てばこんな感じになる」という感覚的なものを、いつも読んで下さってる被害者の皆さんにも感じていただければと思います。

次回は(コメント返信ではなく)通常の記事になる予定です。