ボダ被害に遭わない、逃げ切るためのブログ

境界性人格障害者から被害を受けている方のためのブログです。

境界性人格障害者から受けた被害後の虚無感について

最初に、このブログは境界性人格障害、最近では境界性パーソナリティー障害、英語ではBorderline Personality Disorderと呼ばれることから略称としてBPD、転じて日本語でボーダーライン、或いは略してボダと呼ばれる病気の被害に遭われた、または遭われている方に向けて書いています。

境界性人格障害の人や、回復を目指している境界性人格障害の人、及びその回復を支える人にはなんら有用な情報はありません。むしろ有害である可能性もあります。読まずに他のサイトへ移動してください。


ボダから逃れられた人に最初に襲いかかるもの、それは虚無感だと思います。
それにはいくつかの理由があります、整理をしてみましょう。

先ず挙げるべきなのは、時間が突然余るということです。
特に長く被害に遭われていた場合、ボダに終日(精神的にも)振り回されていたため、とにかく時間がぽっかりと空きます。
被害から解放されて、今後の被害の心配をする時間が空きます。ボダにつきあわされていた、習慣化していた様々な事柄から解放されて、突然それらの時間は全て被害者のものになります。

この時、つい被害者は考えてしまうのです。今、ボダは何をしているだろうか、と。今までひたすらボダのことを考え続けることを強いられていた、その思考回路は急には止まりません。
あんなに酷い目に遭わされていたのに、心配までしてしまうこともあります。
自分のことは何も手付かずで、場合によっては物理的な生活環境もぐちゃぐちゃ、対人関係もぼろぼろ。
しかし、手を付ける気分にはなれません。どうしてよいかわからないからです。それほど、強く振り回され、被害者の最優先事項が自身ではなくボダになってしまっていたからです。

次の理由は、疑問です。なぜこのようなことになったのか。何か間違えてしまったのか。本当にこれで終わったのか。誰にも聞けないし、そこには永遠に回答もないため、被害者は解決できない疑問を抱え続けます。
何も手が付かない状態を抜け始めても、この疑問はふとした瞬間に湧き上がります。徹底的に責任を押し付けられ、自虐的になってしまった思考では、自分が悪かったのではないか、とも考えがちです。

さらに次の理由は、不安です。また自分を虐げにくるのではないか。例え日常生活が平穏なレールに戻ってからも、ふとそんな不安が蘇ります。
あの抑圧された日に戻ってしまうのではないか、何か嫌がらせをされるのではないか、そういった不安がどうしてもなくなりません。

最後の理由です。ボダ被害には、どうしても共依存がついてきがちです。特に長期被害を受けている場合、共依存に陥っているパターンが多いでしょう。共依存は、ボダが被害者を操作するために価値を奪い取ることから発生します。
わかりやすく言うなら、ボダの世話をすることが被害者自身の存在価値である、という状態です。


ボダから逃れると、このような理由で虚無感が生まれます。
この虚無感は、被害者をとても苛みます。

カウンセリングなどを受けて、虚無感を言葉にしていくのは有効な方法かもしれません。
他にも、散歩や何かの些細な新しい習慣を作ってみるのも有効かもしれません。
どのようなものでも、あなたがあなたのために時間を使うことをしてみましょう。

時間の経過で徐々に整理がついていくのを待つしかない面もありますが、被害者の皆さん、どうかこの虚無感に負けてボダに連絡をとらないように、あるいはボダからくる連絡に応答しないように、そこだけはしっかりと気持ちを持ちましょう。

全てはあなたのペースで、あなたはまずあなたのことを大事にしましょう。


最後に。
ボダと離れた瞬間から、それがいかなる形であれ、あなたにできることはもう何もありません。
ボダの周辺には、取り巻きがいることがあります。そういった人たちとは、極力縁を断つことをお勧めします。
なぜなら、あなたの立ち位置を理解できず、或いは理解ができても各々の都合によって、あなたを留め続けようと試みることがあるからです。
何もできることがない以上、そのような思惑に絡まれることも意味がありません。また、あなたにはなんの利益もありません。
あなたは、自己の利益を最優先にしてください。二度とボダに捕まらないために。